昨年の春に開始され好評だった住宅エコポイント。
残念ながら、今年12月までの工事対象期間が
7月までと短縮されることになりました。
具体的には、
【新築】平成23年7月31日までに建築着工したもの
【リフォーム】平成23年7月31日までに工事着手したもの
と5ヶ月間短くなります。
住宅エコポイント事務局によると、
「沢山の申請をいただき、『環境対応住宅の普及』という制度の目的が
早期に達成される状況」となったことが、短縮の理由のようです。
ポイントの申請期限と交換期限の変更はありません。
住宅の新築やリフォームをお考えの方は、お早めにご検討下さいませ。
詳細は住宅エコポイント事務局のホームページをご覧ください。
中古住宅を購入して自分流にリフォームするのが人気のようですね。
長引く不況で、新築より安価な中古住宅が注目されているのでしょう。
リフォーム費用を含めても、新築では手の届かないエリアに住めますし、
同じエリアなら新築よりも広い住宅が購入できるのですから。
しかし、それだけではありません。
中古物件に対する抵抗感が、若い世代を中心に薄れているのだとか。
中古ならではの『古さ』を『味がある』と 肯定的にとらえているそうです。
更に、中古購入をサポートする制度やシステムが整備されつつあるのも
一因だと感じています。
例えば、中古は購入後リフォームすることもあり
新築よりもローンが組みにくく資金調達ができないケースが多々ありましたが、
最近ではリフォームも含めて低利で組めるローンが登場しています。
また、中古住宅を避ける理由の一つに、見た目では分からない不具合が
隠れているのでは・・・といった不安が挙げられます。
私たち世田谷建築工房が加盟している「日本住宅保証検査機構」では
中古住宅や、リフォームのかし保険を取り扱っています。
あらかじめ検査してある物件なら安心して購入できますし、
万一の不具合が発覚した場合も安心です。
そして新築工事では当たり前の保険ですが、
リフォーム工事でも保証してもらえるようになりました。
また「住宅紛争処理支援センター」では、
業者の見積金額や工事内容についての相談を受け付けています。
リフォーム業者数社から見積もりを取ったが、項目がばらばらで
比較できない、などといった場合も相談することができます。
空家住宅の増加が問題となって久しいですが、
中古の魅力を理解してくれる人が少しでも増えれば支援制度も更に充実し、
空家減少につながっていくのではないでしょうか。