昨年8月にこちらでもご紹介した
『民間住宅活用型住宅セーフティネット整備推進事業』ですが
25年度の募集が4月10日から開始されました。
以前の記事はこちら↓
http://setaken.sub.jp/blog/?m=201208
『民間住宅活用型住宅セーフティネット整備推進事業』とは
国土交通省が、既存の民間賃貸住宅の質の向上と
空き家の有効活用を図るために、空き家のある民間賃貸住宅に対し
改修工事の補助金を支給する事業です。
高齢者世帯、子育て世帯等の住宅確保要配慮者の入居等の条件を満たせば
●耐震改修工事
●バリアフリー改修工事
●省エネルギー改修工事
のいずれかを含む改修工事に対し補助金が支給されます。
(補助額は改修工事の1/3、空家戸数×100万円が限度)
詳細は、「民間住宅活用型住宅セーフティネット整備推進事業実施支援室」の
ホームページをご覧ください。
http://www.minkan-safety-net.jp/
こちらのスタッフ日記で何度か取り上げている空き家問題。
国や自治体の取り組みについても紹介して参りましたが、
先月、国土交通省の新たな事業が報道されました。
空き家を個人が解体する際、費用の一部を支援するという内容です。
国と自治体からそれぞれ最大2/5が補助されるとのことで、
結果的に最大8割が補助されることになります。
解体を考えている空き家の所有者には朗報ではないでしょうか。
空き家には、荒れた外観やゴミの不法投棄などで景観や環境が悪化したり
防犯・防災面で不安があるなど、多くの問題が生じています。
解体の推進事業と併せて、解体後の土地活用や空き家自体の有効活用など、
所有者はもちろん周辺住民にも喜ばれる解決策に期待したいですね。
以前の空き家に関する記事はこちら↓
http://setaken.sub.jp/blog/?m=201207
住み替えにより 「老後を安心して暮らすための資金を得る方法」 を
1)地価の高い地域から安い地域へ住み替えて売却益を得る方法
2)地域の中で住み替えて売却益を得る方法
と、2回にわたって取り上げました。
しかし、どうしても今の住まいを手放せない、という方もいらっしゃると思います。
この場合、2つの方法が考えられます。
3)今の住まいを賃貸に出し、家賃収入で最適な住まいを借りる
4)今の住まいを担保にして、老後資金を借りる
3)は、子供が独立して今の家では広すぎるため
コンパクトな家に住み替えたい、という場合などに有効です。
賃料は 貸し出す家>借りる家 となる可能性が高く、
差額は生活費の足しにできます。
4)は 「住み替え」 とは言えませんが、
住まいを手放すことなくまとまった資金が得られる方法です。
『リバースモーゲージ』 という名前で国や自治体で制度化され、
民間の銀行でも商品として扱われています。
家を担保にするため、
「契約者死亡後、預貯金又は自宅売却により返済」
などのとりきめはありますが、生活費や医療・介護費、
リフォームなど様々な目的に使うことができます。
よろしければ、以前こちらのブログで紹介した
リバースモーゲージの記事をご覧ください。
http://setaken.sub.jp/blog/?p=601