~空き家対策~
先日の日経新聞に、空き家対策として
所有者に修繕・解体を求める条例を制定した自治体の記事が載っていました。
埼玉県所沢市や東京都足立区、千葉県柏市などで導入されているようです。
古い空き家は景観悪化や悪臭の原因になるほか、
防災・防犯上の問題も起こりかねません。
倒壊までには至らなくても、屋根などが劣化してパタンパタンと音を立てるなど
細かい問題を挙げればきりがないでしょう。
総務省によると、2008年までの5年間で
首都圏1都3県の空家は20万戸(12%)増加してるそうで、
他の自治体でも早急な対策が望まれます。
しかし修繕・解体を義務付けても強制力に乏しく、
最終手段として代執行を行ったとしても跡地の問題が生じるなど
根本的な解決にはなっていないのが現状のようです。
「独居高齢者対策、放置住宅の有効活用策など、
そもそも空き家を増やさないための総合的な政策が重要になりそうだ」 と
記事は結んでいます。
私たちも住宅を創る側として、少しでも貢献できるよう
常に意識し行動していきたいと考えさせられた記事でした。